視力・聴力は衰えてしまう?

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老犬は聴力が弱くなってくる

視力と聴力の衰え

犬の老化現象の代表として、視力と聴力の衰えがあります。

人間も加齢とともに耳が遠くなったり目が見えにくくなりますが、それと全く同じことがシニア犬の身体にも起こります。

ただ人間は生活のための活動をするための外界の情報収集を視力で9割方こなすのに対し、犬は視力・聴力とあわせ鋭い嗅覚を用いて行っていくため、どれか一つの力が極端に弱くなってもそれがすぐに行動の障害になってしまうということはありません。

しかし一方でそうした複数の器官を同時に使うことにより、実際にはいずれかの器官が重大な疾病に侵されていても気が付きにくく、飼い主さんが気づいた時には治療がほぼ不可能なところにまで及んでしまっていいたというようなこともあります。

実際身体の調子が悪くなって病院に来てみたところ、すでに目がほぼ完全に見えなくなってしまっていたなんてこともあるのです。

視力や聴力がなくなる前にやっておきたいこと

視力や聴力が衰えてくると、移動をするときに身体をどこかにぶつけるようになったり、飼い主からの命令を的確にキャッチできなくなってしまったりします。

ですのでもし動物病院での受診時に視力もしくは聴力の衰えが確認されたなら、早めに他の方法で飼い主さんと意思疎通が出来る方法をしつけておくことをおすすめします。

例えば聴力が落ちてきたシニア犬に対しては、声ではなくハンドサインによる命令を伝えられるようにしておくと、声掛けができなくなってからも一緒に遊んだり出かけたりすることができます。

逆に視力が衰えてきているなら、散歩中などにある障害物を覚えさせたり飼い主さんの方であらかじめぶつかったりしにくいように位置取りをしてあげるという練習をしていきます。

シニア犬の生活環境はあまり変えないように

視力ないし聴力が失われてくると、移動のときに頼りになるのはそれまでの「慣れ」です。

そのため視力や聴力が衰えてきてから室内を大幅に模様替えしたり環境の変化を伴ったりすると、混乱のためより苦しい気持ちを味わわなくてはいけなくなります。

体力的なことはさておくとしても、高齢になってくると変化そのものを嫌うという傾向はどの動物にもあることなので、シニア向けの設備を作るにしても元気なうちにやっておくようにしましょう。